2ヶ月間の海外ひとり旅では、やりたいことは見つからなかった話
こんにちは~どんぶらこ太郎です。
やりたいことが見つからないと嘆いているそこのキミ!
ひとり旅すればなにか見つかるのではと思っているキミ!
冷たいこというようですが、そう簡単には見つからないですよ…。
けど、ひとり旅という経験は、かけがえのないものでした。
やりたいことは見つからなかったけど、ひとり旅は超オススメ!という体験談です。
もくじ
なぜひとり旅をしたのか
私は大学院を2年で中退しています。
4月入社するまでの数ヶ月、やることがなくて時間はたっぷりありました。
時間のあるうちになにかやりたいなぁ…
そう思ったのがはじまりでした。
中退したこともあり、いろいろと自分自身や人生について向き合いたい、というのもあったのでしょう。
ほぼ衝動でした。
行かずにはいられない、そんな感じでしょうか。
この衝動の裏には、
「行けばなにか変わる」
「行けばほんとうの自分が見つかる」
そういう淡い期待もあったと思います。
そしてその期待は見事に裏切られました。
ちなみにルートはこんな感じです。
バングラデシュ→タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→ブラジル→アルゼンチン→ボリビア→ペルー
計2ヶ月(いま思えばかなり強行スケジュール…)
ひとり旅でやりたいことが見つからなかった理由
結局、やりたいことなんて見つかりませんでした。
旅の期間が短かったからでしょうか?
明確な目的がないのがいけなかったのでしょうか?
どちらも正解であり、不正解です。
根本的な理由は、もっと別のところにあります。
それは…
「旅をする」から「やりたいことが見つかる」なんていう因果関係はないからです。
え?あたりまえ!?笑
あたりまえですよね。
あたりまえなのに、なんとなく、未知の世界に踏み込めば、新たな自分が発掘され光り輝く道が開かれるっ…!!!的なイメージ、もっているひと多いんじゃないでしょうか。
私がそうでした。
もちろん、旅してやりたいことが見つかった、というひともいるでしょう。
けど、たぶん見つからないひとのほうが多いです。感覚的には。
なぜなら、「旅をする」と「やりたいことが見つかる」ことの間にはなんの関係もないのですから!!!(大事なことなので二回言いました)
冷静に考えてください。(当時の私!)
いたってシンプル。
ひとり旅してよかったこと
と、散々冷たいことを言ってきましたが…。
基本的に、ひとり旅大賛成!です。
私自身も、して本当によかったと思っています。
ただし、それは「やりたいことが見つかる」とはまったく別の話です。
よかったことその1
謎の自信がついた
海外にひとりで行くって、やっぱり経験値上げるには最高の舞台だなと。
危ない目にも遭うし、言葉もわからんし、不安に駆られる夜もあるし。
けど、ちゃんと生きて帰ってこれた。
どうにかできた、という成功体験が心に刻まれます。
これはなんだかんだ、いまになっても大きいなぁと思います。
人生どうにかなるな、と謎の自信がつきました。(旅と人生は別物なんですけどね)
よかったことその2
急な変化を楽しめるようになった
柔軟性とか、適応性が高まった、とも言えるかもしれません。
これは実際に最近あった話です。
いま住んでいる家の大家さんに、「あと3週間で退去して」とイキナリ言われたんですけど、他の同居人(シェアハウスです)は唖然…としていましたが、僕は逆にそんな状況にワクワクしました。
お尻に火がつくというか、ビリリっと背中に電気が流れるというか。
限られた時間内でこのピンチを切り抜けられるのかオレ…!ってなります。
すぐ次に移ることができる利点があります。
よかったことその3
足元を見ることができるようになった
海を越えれば、本当の私デビュー!!!くらいに思っていました。以前までは。
その幻想が打ち砕かれたいま、しっかり自分の現実を見られるようになりました。
変に外に、自分自身を投影しなくなったというか、やりたいことを求めなくなったというか。
気づいてなかっただけで、意外と近くに、目の前に、転がってるもんだな~と。
面白いもので、それまではずっと日本から脱出したいと思っていた私が、
いざ海を越えたら、今度は日本に、自分自身のなかに、目が向きはじめたんですよね。
一度外を見られたおかげで、とりあえずいまは、日本で暮らすことに何の抵抗もないのかなと思っています。
ということで、やりたいことを見つけるためのひとり旅だと期待を裏切られる可能性大ですが、まあ動機はなんであれ、ひとり旅すると思いがけない財産を持ち帰ることができるのではないかと思っています。
あんま小難しいことは考えず、とりあえず行っちゃえばいいと思います!