器用貧乏キャラはどんな生き方をしたらいいか?
- こんにちは。どんぶらこ太郎です。
先日、叔母が遊びにやってきたのですが、夕食のとき人生話になりました。流されて生きてきた私の将来を案じて、「夢や軸を決めるとか、今やってることの先をイメージするとかしないとダメだ」みたいなアドバイスをもらいました。
器用貧乏な生き方をしてきた私にとって、「夢がない」とか「極められない」というのはずーっと前からの悩みで、そこをまた突かれてかなり落ち込みました。
ですが、器用貧乏な生き方は本当に悪いのでしょうか?
器用貧乏だからこそ送れる人生はないのでしょうか?
今日はそんなことを考えてみたいと思います。
もくじ
器用貧乏とは
なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。[goo辞書]
あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと
いやぁ、めちゃめちゃ自分当てはまりますやん。
思い起こせば、いろいろやってなんでもそれなりにできるようになってきましたが、それなりで終わってきました。
スマブラもそこそこ強い、足もそこそこ速い、勉強もできるが一番じゃない、英語も話せるがネイティブレベルじゃない、絵も描けるが最低限、馬も乗れるが競技に出るほどではない・・・あげればキリがありません。
幅広く興味はあるんですけど、そこそこできるようになったら飽きちゃうんですよね。極められない。
器用貧乏な人の特徴
とつぜんですが、「トモダチゲーム」という漫画にこのような1ページがあります。
なんでもそこそこ器用にこなすが一番にはなれないことを知っている
だから”何も本気でやってない”という生き方を選択した人間
まるで私が言われているかと思うほど、的を射た記述。めちゃめちゃ刺さる。ずどーーーーーーーーーーん
器用貧乏な人は、なんでもソツなくこなして生きてきたので、何にも突出していない状態に慣れてしまうのです。
もしかしたら、何かで一番になれるかもしれない。けど挑戦するのが怖い。挑戦して失敗する痛みを味わうくらいなら、今まで通りそれなりのところで辞めて、それなりの満足感を得るほうがよっぽどいい。そう、保守的なんでしょうね、自分に対して。
器用貧乏のメリット
さて、ネガティブな面ばかり書いていてもしかたないので・・・笑
器用貧乏にはメリットもあるはずなので、ちょっと考えてみます。
自分の可能性が限定されない
菓子職人のAさんと、器用貧乏なBさん。
Aさんは、菓子職人の道を極めるため、お菓子づくりに関係ないことはすべて排除するでしょう。そしてあらゆる行動には「お菓子づくりのため」という枕詞がつきます。
Bさんは、何がやりたいかわかりません。だから少しでも興味を持ったことは受け入れ、全く違った分野にも足を踏み入れます。すべての行動に理由があるわけではなく、とりあえずやってみます。
Aさんは、「菓子職人」というステータスがまんまイコール自分です。
Bさんは、そういったステータスがありません。何者でもない。逆にいうと、これから何者にでもなれます。
そう、器用貧乏なBさんは、予期せぬ自分の可能性に出会うチャンスをたくさん持っているのです。
自分ひとりでゼロからイチを生み出せる
一通りのことに手を出し、それなりにできるようになっているので、いろいろな知識やスキルを用いて、ゼロからものを作り出すことに長けているような気がします。
例えば私の場合。今、馬好きのためのWEBサイトを作っています。これには、大学時代に培った絵を描く技術・イラストレーターの操作技術や、アルバイトで経験したWEB制作技術を駆使し、牧場仕事で得た経験をもとに制作しています。
いちおう一通りできるので、自分ですべてをこなせます。どの技術・知識も一流レベルではありませんが、掛け合わせることで自分にしか生み出せないものを作れるのではないかと思います。
WEBサイトを作れるひとは大勢いても、馬の知識を持っている人は少ないでしょう。逆に、馬は知っていても、WEBサイトを作れる技術を持っている人は少ないでしょう。器用貧乏は、そのどちらも持っている可能性があります。
もちろん、できる他の誰かに頼んでもいいのですが、お金をかけず気軽にトライしてみたい時などは、器用貧乏でよかったなと思います。
人付き合いがうまい
さきほどの漫画にも書かれていましたが、器用貧乏は自分のキャラクターをも器用に自分で作ることができるように思います。なんでも器用ですからね。
これは一見、「本当の自分を隠している」「表面的な付き合いしかできない」とネガティブでとらえられてしまいそうですが、ようは「誰とでもそこそこ仲良くできる」ということですよね。
良好な人間関係を築きやすい、これは大きなメリットではないでしょうか。自分のキャラを器用に作っていると、本当の自分がなにかわからなくなってしまいそうなので、素をさらけ出せる親しい関係の人がひとりでもいればいいですね。
まとめ:器用貧乏はフリーランスに向いている?
と、ここまで書いてきてまとめるとするなら、「器用貧乏な人はフリーランスに向いている」のではないかということです。
- 会社に縛られていないので何者にでもなれる(仕事の幅が制限されない)
- 自分ひとりでアウトプットが作れる
- 仕事に必要な人間関係を築ける
かくいう私はフリーランス経験ゼロなので偉そうに言えませんが・・・笑
「器用貧乏で突出したものがないから、自分にはフリーランスは向いてない・・・」
すくなくとも、そんなふうに考える必要はない気がします。
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